私が配送していたチルドセンターから店舗へのリアルな現場を解説して行きます。店舗配送やセンター便と言ったります。是非参考にして見て下さい。
センター便の魅力
配送回数が決まっている為、配送の終わりが明確
基本のルートは変わらないので道が変わらず一度覚えてしまえば気が楽
毎日同じ店舗に行くのでその店舗の納品ルールが変わらない
出勤AM4時、アルコールチェックと出勤点呼を取る
出勤したら最初にアルコールチェックを行い、アルコールが残っていないかを確認します。アルコールの反応があった場合の対応についてはこちらのQ&Aをご覧下さい。アルコールチェックが終わったら当日の健康状態、睡眠の有無、薬を服用していないかなど運行を安全に行えるかの点呼を取ります。
車両チェックをして管理者にチェック表にサインを貰う
点呼が終わったら車両の鍵を管理者より預かり車両に問題が無いかの車両チェックを行います。
AM5時、大手チルドセンターに到着
センターに着いたら積み込みを行う場所(バースまたはポートと言います)には止めないで車両が待機出来る場所があるのでそちらに止めます。次に基本的には毎日同じ店舗への配送になりますが変更になっている場合もありますので当日の配車表をセンター内で確認します。各店舗で積み込む順番とバースが決まっているので積み込むバースの前のトラックが出発したら自分がバースに接車します。順番待ちの場合には荷物をまとめる事や優先する物を手前に持って来ておくなど先に出来る事をやります。
積み込みを行う前に確認事項
店舗名または店番(各店舗番号が振られてる場合)
優先して持って行く品物
上記品物が6輪カートやカゴ台車または専用台車に乗せてバース付近前に並んで置いてあるので店舗名を確認して積み込みます。
積み込む際には何を何台積んだかを確認する為に台車に「もぎり」が付いているので半券を取り専用シート(A4サイズの用紙)に貼り付け出発前にセンター受付に提出します。
AM6時頃に積み込み完了して出発です。
AM8時前までに店舗へ到着
必ず時間は守らないと行けないのがセンター便です。こちらの店舗はAM8時までに店着しなくてはなりません。しかし道路状況により遅れるかも知れない場合にはセンターへ連絡を必ず入れます。一度だけギリギリ間に合うかもと思って店舗へ向かってましたが間に合わずセンターからの電話でかなり怒られました。前もって連絡を入れる事が重要です。
店舗に着いたら事務所へ行きセンター便が到着した旨を伝えます。すると店員さんが出て来て自分の部署の荷物を持って行って来れます。(自分で各部署に配る店舗もあります。慣れるまでは納品に時間が掛かります。)納品完了したら空回収をしてセンターに戻ります。スーパーのリサイクルボックスの牛乳パックや発泡スチロールの回収がある場合があります。あらかじめ店員さんが空置場付近に置いといてくれます。
AM9時30分、チルドセンターに戻り空の返却
空の返却は順番で行うので待機が発生します。順番が来て所定の場所にトラックを止めたら空容器の種類別に分けて置いて行きます。終わったら次の2便目まで休憩です。
AM11時、チルドセンターに戻り2便目を積み込む(2店舗配送)
休憩後、センターに戻り2便目の積み込みになります。午後はセンターから近くの2店舗に納品します。1便同様に確認事項しっかり行い積み込みしていきます。
AM12時、店舗へ出発
1店舗目、12時30分着。荷下ろし空回収終了、13時出発。
2店舗目、13時30。荷下ろし空回収終了、14時出発。
PM14時30、チルドセンターに戻り空返却
こちらも1便同様に空を片付けます。最後に当日の店舗で貰う受領をセンター事務所に提出して15時終了。
PM16時、帰社にて帰庫点呼を取る
会社に戻ってアルコールチェック、運行に問題はなかったか等の聴き取りを行い帰庫点呼となります。
まとめ
だいたいこんな流れで拘束時間12時間になります。もう10年以上前なのですが給料は30万弱でした。今は物価高で多少給料は高くなっているとは思います。この例はほんの一部なのでチルド配送に興味がある方は求人会社へ問い合わせてみてはいかがでしょうか。